Google AdExchange(AdX)のメリット・利用条件について解説
公開日:2020/01/23 (更新日:2020/05/15)
こんにちは、株式会社Clans代表の藤田です。
本日はGoogle AdExchange(AdX)のメリット・利用条件について解説していきます。
法人でメディアを運営されている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
Google AdExchangeとは?
Google AdExchange(以下、AdExchange)とは、Googleからの招待制のプログラマティック広告のことです。
Google AdSenseは誰でも利用できるのに対し、AdExchangeはGoogleから特別な認可を得たメディアのみが利用できるサービスとなっています。
AdExchangeを利用するには特別な条件が存在し、AdExchangeにしか使えない機能も多く存在しています。
Google AdExchangeの利用条件
AdExchangeの利用条件は明確には公開されていませんが、僕の肌感だとおおまかに下記の基準となっているようです。
・法人が運営していること
AdExchangeを利用できる場合はGoogle側から連絡が来ます。
その後、アカウントマネージャーとして担当が付くため日々の業務が進めやすくなります。
また、AdExchangeの利用条件を満たしていなくても利用できる方法も存在しています。その方法を以下紹介していきます。
GCPPを利用したAdExchangeの利用方法
Googleには、GCPP(Google Certified Publishing Partner)というプログラムが存在しています。
GCPPとは、特定の事業者がAdExchangeの利用権限を取得し、そのアカウントで他社のメディアに対してAdExchangeを配信する認可を得るプログラムのことです。
現在国内ではいくつかのGCPP認定事業者が存在していますが、僕のおすすめはfluctという事業者です。
AdExchangeを利用したいけど認可を得るまでの実績がない…というメディアの担当者は、ぜひfluctに問い合わせてみてください。
Google AdExchangeのメリット
続いて、AdExchangeのみ利用できる機能は主に以下の3つです。
・価格設定ルール(AdExchangeのフロアプライスの設定)
・ヘッダービディング
プライベートオークション
通常のオープンオークション(誰でも買付できるオークション)とは異なり、特定のデマンドとのみいくらで広告枠を売るかを取り決め、優先的に販売することができます。
基本的にはオープンオークションよりも高い単価で決めることが多く、メディア全体の収益性向上につながります。
価格設定ルール
価格設定ルールはAdExchangeのフロアプライスをコントロールできる機能です。
アドセンスだとレート(仮想CPM)のみの運用となりますが、価格設定ルールでは特定のDSPや広告主に対してフロアプライスを設定することができます。
ただし、価格設定ルールの運用による収益改善は多くは見込めず、あまり使っていないメディアが多いのが現状です。
ヘッダービディング
AdExchangeで利用できる一番大きな機能がヘッダービディングです。
ヘッダービディングは管理画面で選択できるものではなく、各ヘッダービディングのラッパーソリューションを提供している事業者と連携して実装していくものになります。
ただし、GCPPを利用している場合はヘッダービディングは利用できないので注意が必要です。
Google AdExchangeのまとめ
AdExchangeは利用するためのハードルが高いものの、全てにおいてアドセンスの上位互換といえるサービスなので、使えるメディアはどんどん使っていくことをおすすめします。
AdExchangeの利用条件や使い方について質問などがあればメールやDMでお気軽にご連絡ください。
それではm(_ _)m