【3分でわかる】RTBとは?オークションの仕組みを理解しよう【基礎知識】
公開日:2020/01/30 (更新日:2021/12/31)
こんにちは、株式会社Clans代表の藤田です。
本日は3分でわかるRTB(Real Time Bidding)というテーマで解説していきます。
アドテク用語は3文字のアルファベットの単語が頻繁に使われるためとっつきにくい印象を受けるかもしれませんが、メディアのマネタイズという立場ではざっくり概要だけ把握しておけば業務に支障が出ることはありません。
そのため今回は忙しい方でも3分で理解できるようにわかりやすく説明していきます。
また、基礎知識を抑えておくことでSSPやアドネットワーク各社とのコミュニケーションがスムーズに取れるようになり、収益改善のための議論ができるようになります。
SSPやアドネットワークを導入しているけど知識がないので全部事業者に任せている、という方はぜひアドテク大学を通して基礎知識を身につけていってください。
目次
RTB(Real Time Bidding)とは
RTBはReal Time Bidding(リアルタイムビッディング)の略で、SSP(Supply Side Platform)が搭載しているオークションシステムのことを指します。
簡単に説明すると、インプレッションが発生するたびにSSPがRTBでオークションを行い、最も高い入札額を提示したDSPが購入権を獲得し、SSPを通して実際に広告が掲載されます。
このオークション部分を実現しているのがRTBという技術です。
・インプレッションが発生するたびにDSPが入札額をSSPに提示
・SSPがDSPからの入札額を比較し、勝者を決定
・勝利したDSPの広告がSSPを通してメディアに掲載される
メディアに広告が掲載される仕組み
ここまででRTBについての意味を把握できたと思うので、次はメディアに広告が掲載される仕組みを大枠で理解できるように解説していきます。
アドテクは単語の細かい意味を理解するというよりは、全体像を理解することが重要なのでぜひ参考にしてみてください。
広告掲載までの全体像
皆さんのメディアに広告が掲載されるまでの全体像についてお話していきます。
まず、複数のDSPが1つの広告枠に対していくらで買うかをBid(入札)します。
ちなみに広告主は複数のDSPに出稿しているケースもあれば、1つのDSPにしか出稿していないケースもあり、広告主によって様々です。

最も高い入札額を提示したDSPを勝者とし、広告をメディアに掲載します。

このオークションの仕組みのことをRTBと呼び、メディアの収益最大化に役立っています。
落札額はどうやって決まる?
RTBのオークションはファーストプライスで行われることが多く、勝利したDSPの入札額がそのまま落札額となります。
昨年まではセカンドプライスオークションといって、2番目のDSPの入札額+1円が落札額となるケースが多かったのですが、
Googleの仕様変更によりファーストプライスオークションが徐々に主流になってきています。
まとめ
RTBはアドテクの基礎知識なので、普段の会話でも頻繁に使われます。
基礎知識を抑えておくことでSSP事業者とのコミュニケーションが取れるようになり、収益アップのヒントを得られるケースも多いので積極的にコミュニケーションを取ることをおすすめします。
それではm(_ _)m